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港都KOBE芸術祭|神戸開港150年記念、神戸、芸術、アートの祭典

ART WORKS / ARTISTS作品・出展作家

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rendez - vous
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私が所属していたCAPは数年間、ポートターミナルの並びの空間を活動場所としていたことがあった。そこは大正時代に建設された歴史的建築物に隣接したスペースで、東西がガラス張りで、午前と午後部屋の中に太陽光が差し込む、突堤ならではの環境であった。今回、ポートターミナルホールで展示をすることになり、その体験を思い出した。ある時間、わずかばかり差し込む太陽の光は、宇宙空間で宇宙船同士がおちあうランデヴューのように、特別な気持ちを残し去っていく。その時、私は自分が大きな時計の一部として存在していることを実感する。ポートターミナルホールの展示では、夕方わずかに差し込む太陽の光との出会いを作品にする。作品を体験できるのは、その時間だけであり、毎日わずかに変化し、当然、雨天や曇天では体験できない。時間とはそのようなものかもしれない。前回この展示を行った際は、太陽光が差し込む時間は午前中であった。そのため、ほとんどの人が私の作品を体験することができなかった。今回は夕方の時間であると思われるが、どれだけの人が体験できるであろうか?
作品展示場所
16

神戸ポートターミナル
ホール

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藤本 由紀夫
1950年名古屋市生まれ。1975年大阪芸術大学卒。京都造形芸術大学 教授。1970年代半ばよりエレクトロニクスを利用し、80年代より日常の中の「音」に着目した装置、サウンド・オブジェの制作を行っている。インスタレーションやパフォーマンス、ワークショップにて、「聞く」と言う体験を通して、「音」という存在を表出し、新たな認識へと導く。近年では、「音・文字・グラフィック」の関係性に関心を深め、それにもとづいた制作を行うプロジェクト、phono/graphに参加している。