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港都KOBE芸術祭|神戸開港150年記念、神戸、芸術、アートの祭典

ART WORKS / ARTISTS作品・出展作家

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「風になるとき2017」「そのむこう」
1.「風になるとき2017」Harmony with the Breeze 2017
2.「そのむこう」The Other Side
神戸港開港150周年記念芸術祭に参加することになった。会期は9月16日から10月15日までの一か月間。私の作品展示場所は、岸から離れた海の上。大きな船を繋留する2個の係船杭の上である。彫刻家人生の中でまず経験することのないロケーションである。
私は長年彫刻家として作家生活を送ってきた。自分の心の素直な部分を大切に、偽らざる行動をしようと少なからず心がけてきた。時代の流れに翻弄される事なく、ひたすら自分の内から自然と湧き出すもの、にじみ出てくるものを待ち続けていた。その行為を継続してゆくには、世にあふれる情報から距離を置き、身を自由な場所に置いておく必要があった。時に独善に陥ることもあったが、心をふるいにかけ、それが体内に静かに沈殿するのを待った。そんな繰り返しをしてできたものが、良くも悪くも、私の作品になったと思っている。
神戸港の象徴とも言えるこの特殊なロケーションに、何を作ればよいのか、いつもと同じように、自然な方法で考えてみた。時間はかかったが、何とかにじみ出てきたものが、今回の作品たちである。この作品に私の思いをわずかに乗せて、皆さんにお伝えできればありがたいと思っている。
作品展示場所
08

係船杭(北側)

>>アクセス
西野 康造
1951年兵庫県生まれ。1977年京都市立芸術大学彫刻専攻科修了。1978−79年ヨ-ロッパ 北アフリカ 中近東 アジアの遺跡等訪問。
チタン、ステンレス、アルミニウム、鉄などの金属をおもな素材として制作し、空気や風、そして大気の中で生きている人間たちをも表現しようとする作家である。2013年には彼の作品≪スカイ・メモリー≫が、ニューヨークの9.11事件後に建てられた4ワールドトレードセンターに設置され、話題となった。超軽量のチタンを溶接、直径30mの半円形で制作に4年をかけたものである。他にも日本各地の美術館、公共空間、駅前に数多くの作品を設置している。2001年中原禎二郎賞優秀賞。2011年本郷新賞。2014年京都美術文化賞など受賞。